2025 ピアノ・クラス概要
山田 剛史 | 8月6日(水)14時集合 ~ 10日(日)14時解散 |
菊地 裕介 | 8月10日(日)14時集合 ~ 14日(木)14時解散 |
佐藤 勝重 | 8月14日(木)14時集合 ~ 18日(月)14時解散 |
萩原 麻未 | 8月18日(月)15時集合 ~ 22日(金)14時解散 |
<各コース>
【参加料】105,000円(4泊5日) ※金額には受講料、宿泊費、食費、消費税が全て含まれています。
【個人レッスン時間】180分
【個人練習について】 24時間使用できる練習室(アップライト・ピアノ)が2~3名につき1部屋割り当てられます。

山田 剛史 Takashi YAMADA, piano
期間:2025/8/6(水)~ 10(日)
東京藝術大学卒業。同大学院修士課程を首席で修了、クロイツァー賞受賞。ローム ミュージック ファンデーションの奨学生としてケルン音楽大学に留学、国家演奏家試験に合格。クラウディオ・ソアレス、迫昭嘉、ニーナ・ティシュマン、アントニー・シピリの各氏に師事。 2002年第1回名古屋国際音楽コンクールピアノ部門第1位。2007年第5回東京音楽コンクールピアノ部門第1位および聴衆賞。ソリストとして秋山和慶氏指揮東京交響楽団はじめ共演多数。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。室内楽・歌曲伴奏にも定評があり、バリトンのヴィタリ・ユシュマノフ、チェロのベアンテ・ボーマン、フルートの瀬尾和紀ら、多くの著名な演奏家と共演。東京オペラシティ『B→C』、東京・春・音楽祭等に出演。 とりわけ、バッハと近現代作品に親しみを持つ。ニコラウス・アーノンクールのアシスタントであったアントニー・シピリと学んだことで、歴史的な音楽解釈および奏法を身につけた。イギリス組曲全6曲、ゴルトベルク変奏曲、平均律クラヴィーア曲集(全2巻)など、J. S. バッハの演奏解釈に定評がある一方、バロックから現代までのさまざまな作品をテーマに沿って組み合わせたリサイタル(「音の…」シリーズ)を定期的に開催。 2021年5月にはテッセラ音楽祭「新しい耳」にて、ジェフスキ《「不屈の民」変奏曲》を中心としたプログラムによるリサイタル。2022年11月にはベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》で再び同音楽祭に出演。CD「モダン・エチュード」(レコード芸術誌特選盤)、「間宮芳生:チェロとピアノのための作品集」(同準特選盤、チェロ:髙橋麻理子)。 東京藝術大学非常勤講師を経て、現在、国立音楽大学および東京学芸大学非常勤講師。日本ショパン協会会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。

菊地 裕介 Yusuke KIKUCHI, piano
期間:2025/8/10(日)~ 14(木)
東京生まれ。母の手ほどきののち桐朋小学校に入学、桐朋学園子供のための音楽教室にて皆川紀子、加藤伸佳に師事し、桐朋女子高等学校音楽科2年在学中に日本音楽コンクール第2位入賞。卒業と同時に渡仏し、ジャック・ルヴィエ、プリスカ・ブノワに師事。ローム ミュージック ファンデーションより助成を受け、パリ国立高等音楽院高等課程を経てピアノ研究科を修了したほか、歌曲伴奏、作曲書法の高等課程にてアンヌ・グラポット、ジャン=クロード・レイノー、ティエリー・エスケシュ、マルカンドレ・ダルバヴィらの指導を受け、パリ音楽院では合計5つの一等賞を受け修了。また文化庁新進芸術家海外留学制度在外研修員として、ハノーファー音楽大学にてアリエ・ヴァルディのもとで学び、ドイツ国家演奏家資格を取得。この間アンジェイ・ヤシンスキ、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、オレグ・ポリャンスキー氏らにも定期的な指導を受けた。 マリア・カナルス国際、ポルト国際、プーランク国際コンクールで優勝、またジュネーブ国際、ベートーヴェン国際(ウィーン)など、世界的権威あるコンクールにて入賞する。欧州の多くの国々でリサイタルを開催、また各地のオーケストラと共演を重ねた。国内では東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィル、東京シティフィル、仙台フィル、大阪シンフォニカー、名古屋フィルなど、室内楽では清水和音、永野英樹とのピアノデュオ、オーボエのモーリス・ブルグ、フルートの瀬尾和紀との共演がいずれも好評を博したほか、「1000分のベートーヴェン(ピアノソロ曲全曲演奏会)」「ドビュッシー/ピアノソロ曲全曲演奏会」などのリサイタル活動も意欲的に展開している。「ベートーヴェン/ピアノソナタ全32曲」「ラヴェル/ピアノソロ作品全集」(オクタヴィア・レコードTRITON)など録音も多数リリース、最新盤の「ベルリオーズ・幻想交響曲」(VIRTUS CLASSICS)を含めその大半がレコード芸術誌上にて特選盤となっており、玄人筋の評価を得ている。 2007年に帰国後、東京藝術大学、桐朋学園大学、洗足学園音楽大学の非常勤講師、名古屋音楽大学客員准教授を歴任。秋吉台ミュージック・アカデミーをはじめとする各地のセミナー、マスタークラスの講師を務める。近年は青少年の育成にも力を注ぎ、多くのコンクール(PTNA特級ファイナル、YJPCグランドファイナル、かながわ音楽コンクール本選など)の審査員を歴任している。小池百合子都知事の招集による東京都政策企画局 東京未来ビジョン懇談会メンバー。現在は東京音楽大学専任講師、株式会社 演 代表取締役、CJM神宮の杜音楽院(東京都渋谷区)院長。 情操教育としての一面や、反復的な努力の対象としてばかり礼賛される従来の音楽教育観には反旗を翻し、合理性、論理性による長期的な基礎力の追求、読解力の向上を旨としたリベラル・アーツ教育、指導者のリスキリングなどを通し生涯学習を指向する音楽教育を提唱している。3歳女児と0歳男児の育児にも奮闘中。

佐藤 勝重 Katsushige SATO, piano
期間:2025/8/14(木)~ 18(月)
桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業後渡仏。その後パリ国立高等音楽院を1等賞、パリ・エコール・ノルマル音楽院の高等演奏家課程を賞賛つき満場一致で卒業。福岡幸子、江戸弘子、G.フレミー、G.ムニエの各氏に師事。全日本学生音楽コンクール全国大会優勝やSOFIA国際ピアノコンクール第1位受賞など、国内外のコンクールに入賞。また、2000年にはワルシャワで行われた第14回ショパン国際ピアノコンクールに日本代表として選抜され推薦出場を果たした。初ソロCD「ノクチュルヌ(ALM RECORDS)」は、15人の作曲家によるノクターンを収録し、レコード芸術誌特選盤に選ばれ大きな反響を呼んだ。セカンドアルバム「オマージュ」をリリース(同誌準特選盤)。 近年は室内楽にも力を入れており、日本を代表する弦、管楽器アーティストと全国各地の演奏会で共演し、これまで8枚の室内楽CDを録音している。2020年に結成10周年を迎えたトリオ・エスパスの1st.アルバムをALM RECORDSよりリリース。東京・パリアンサンブルメンバー。また、音楽雑誌への執筆やセミナーでの講義、全日本学生音楽コンクールなどの審査員も務め、桐朋学園音楽大学、昭和音楽大学にて後進の指導

萩原 麻未 Mami HAGIWARA, piano
期間:2025/8/18(月)~ 22(金)
2010年第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝となった。 広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。日本、フランス、スイス、ドイツ、イタリア、ベネズエラ、ベトナムなどで演奏活動を行い、国内主要オーケストラのほか、スイス・ロマンド管、フランス国立ロワール管、南西ドイツ放送響等ソリストとして数々の共演を重ねる。室内楽奏者としては、小林美恵、竹澤恭子、神尾真由子、成田達輝、レオニダス・カヴァコス、工藤重典、横坂源、カミーユ・トマ各氏と共演を重ね、チェリストの堤剛氏とは2枚のアルバムをリリース、各地で好評を得ている。 広島市民賞のほか、第13回ホテルオークラ音楽賞、第 22 回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第22回出光音楽賞、文化庁長官表彰(国際芸術部門)など多数受賞。メディアでは「題名のない音楽会」「クラシック倶楽部」「名曲アルバム」等のテレビ、ラジオ番組にも多数出演。現在東京藝術大学常勤講師として後進の指導にも力を注いでいる。